額へのボトックスを注射した後、絶対に避けなければならないのが、「強くマッサージをすること」です。
注射をした後はいつもとは違う違和感が残り、つい手で触ったり揉んだりしたくなるかもしれません。
ですが、ボトックスの顔への作用はとてもデリケートなので、無暗に自分でいじると副作用が出るおそれがあるのです。
施術直後にマッサージがダメなのはなぜ？
注射を終わった後、少なくとも3日以上たつまでは顔のマッサージは控えなければなりません。
その理由はまず、マッサージによってボトックスが拡がってしまい、額への効果が弱まってしまうからです。
それに加えて、ボトックスの効果が思わぬ部分にまで作用してしまい、まぶたが下がったままで表情が変わってしまうことがあります。
この副作用を、「眼瞼下垂症（がんけんかすいしょう）」と言います。
強い刺激を与えなければ、このような症状は出ないので、安心してください。
ボトックス注射の後で気を付けることは？
ボトックス注射が終わった直後に、万が一腫れたり、痛みが出た場合には自分で触ったりしないでください。
これらはほとんどの場合一時的な症状に過ぎないので、2〜3日安静にしていれば自然と治まっていきます。
施術から少なくとも1週間のあいだは、洗顔をするとき、女性なら化粧やメイク落としの時にも強い刺激が加わらないように細心の注意を払ってください。あまり強い成分が入っているメイク落としや洗顔料、化粧の厚塗りも避けたいところです。
寝るときにも、顔が圧迫されすぎないように体勢に気を付けましょう。
仰向け寝の状態で安定感がある枕に、一時的に替えてみることをおすすめします。
どうしても横向き寝になってしまう人は、枕の高さを低くすると仰向けでも快適に寝られるようになります。